【初心者向け】ルヴァンカップ・天皇杯とは?栃木シティの初戦日程も

ルヴァンカップと天皇杯をやさしく解説するカップ戦入門ガイド

こんにちは、ふねこです。

栃木シティを応援していると、リーグ戦のほかに「ルヴァンカップ」「天皇杯」という言葉に出会いますよね。恥ずかしながら、私自身、はじめは「それって何だろう?」と思っていました。そこで、これから観に行ってみたいなと思っている方のために、公式サイトを見ながら調べてみました。むずかしい言葉はできるだけ使わずに、やさしくご案内しますね。

練習グラウンド越しに見た、岩舟の山に囲まれたスタジアム
栃木シティのホーム「CITY FOOTBALL STATION(CFS)」。岩舟の山と緑に囲まれています
目次

まず、「リーグ戦」と「カップ戦」って何が違うの?

栃木シティがふだん戦っているJ2リーグは、決まった顔ぶれのチームと、総当たりで長い期間かけて対戦し、勝ち点を積み重ねて順位を決めていく「リーグ戦」です。一年をかけて、こつこつ積み上げていく大会ですね。

いっぽう「ルヴァンカップ」と「天皇杯」は、勝ったチームが次に進み、負けたら終わり――という「トーナメント(勝ち抜き戦)」が中心の「カップ戦」です。一発勝負の緊張感があって、ふだんのリーグ戦では当たらないチームとも戦えるのが魅力です。学生時代の運動会でいう、勝ち残り式の試合を思い浮かべていただくと近いかもしれません。

🏆 ルヴァンカップってどんな大会?

正式には「Jリーグ ヤマザキビスケット ルヴァンカップ」といいます。お菓子でおなじみのヤマザキビスケットさんが協賛している大会です。長らく「JリーグYBCルヴァンカップ」という名前でしたが、2026-27シーズンから、今の名前に変わりました。

  • Jリーグのチームだけが出る大会です(J1・J2・J3のクラブが参加します)。
  • 1992年に始まった、歴史のある大会です。同じ企業がずっと協賛を続けているプロサッカーの大会としては世界でいちばん長く、ギネスにも登録されているそうです。
  • 国内の「三大タイトル」のひとつに数えられています(あとの2つが、リーグ優勝と、次にご紹介する天皇杯です)。
  • 優勝すると、大きな賞金が出ます(近年は優勝賞金が1億5000万円とされていました。金額は大会によって変わることがあります)。
  • 若い選手が輝くと表彰される「ニューヒーロー賞」があり、のちに日本代表になるような選手も、この大会から育っていくといわれています。

栃木シティのようなJ2のチームにとって、この大会のいちばんの楽しみは、ふだんは対戦しない格上のチームと戦えるかもしれないということ。勝ち抜いていけば、J1の強豪と一発勝負でぶつかる場面も出てきます。小さなチームが大きなチームを倒す――そんな「番狂わせ」の夢がある大会なのですね。

じつは去年、あの鹿島アントラーズが岩舟に来ました

この「格上との一発勝負」、じつは岩舟でも本当にありました。2025年3月20日、J3に上がったばかりの栃木シティのもとへ、ルヴァンカップの1回戦で、J1の強豪・鹿島アントラーズがやって来たのです。

チケットはあっという間に売り切れてしまい、私は手に入れることができませんでした。それでもあきらめきれず、スタジアムの外から見守ることに。

スタジアムの外から見えた、鹿島アントラーズサポーターの真っ赤な応援席

外から見えた光景は、今も忘れられません。真っ赤な横断幕と、赤いユニフォーム姿の鹿島サポーターのみなさんが、ぎゅうぎゅうに詰めかけて、飛び跳ねて、大きな歌声で応援している――。その迫力に、すっかり圧倒されてしまいました。試合は0-1で鹿島の勝利。それでも私は、「こんなにすごいチームと、本気で戦えるようになったんだなあ」と、なんとも言えないうれしさがこみ上げてきたのを覚えています。じつを言うと、私が栃木シティの試合結果を追いかけるようになったのは、このころからなんです。カップ戦には、こんなふうに人の心を動かす力があるのですね。

ひとつだけ、経験者からのささやかなアドバイスを。大きなチームが来る試合は、チケットの売り切れがとても早いです。観たい試合があったら、発売日を公式Xでこまめにチェックして、どうぞお早めに。

🌸 天皇杯ってどんな大会?

正式には「天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会」といいます。2026年で第106回。なんと1921年(大正10年)に第1回が行われた、100年以上の歴史をもつ大会です。

  • プロもアマチュアも参加できるのが、いちばんの特徴です。Jリーグのチームだけでなく、大学生や社会人のチームも、地方の予選を勝ち抜けば出場できます。まさに「日本一のチームを決める大会」なのですね。
  • プロとアマチュアが本気でぶつかるので、ときどき、学生や社会人のチームがプロを破る大きな番狂わせが起きて、話題になります。
  • 大会のマークは、日本の国花であるをかたどっています。優勝チームには、天皇杯をはじめ、いくつものカップが授けられます。
  • 元日(1月1日)の決勝は、お正月のサッカーとして長く親しまれてきた風物詩です。近年は日程が変わる年もありましたが、今大会(第106回)の決勝は、2027年1月1日・元日に行われることが決まっています。
  • 優勝すると、大きな名誉とともに、アジアのクラブ同士が戦う大会への道もひらけるといわれています(その年の制度によって扱いが変わることがあります)。

3つの大会を、かんたんにくらべると

言葉だけだと分かりにくいので、ざっくりと並べてみますね。

  • J2リーグ(リーグ戦)… 決まった顔ぶれと総当たり。順位を競う。栃木シティのふだんの戦い。
  • ルヴァンカップ(カップ戦)… Jリーグのチームだけ。勝ち抜き戦。格上に挑めるのが魅力。
  • 天皇杯(カップ戦)… プロもアマも参加。勝ち抜き戦。日本一を決める。今大会は元日決勝。

Jリーグと同時に行うことの、よい面・大変な面

じつはここが、私が調べていていちばん「なるほど」と思ったところです。カップ戦は、リーグ戦と同じ時期に、並行して行われます。それには、よい面と、大変な面の両方があるのですね。どちらかが正しい、というお話ではなく、そういうものなのだなと、いっしょに眺めていただけたらと思います。

🙆 よい面(メリット)

  • リーグ戦のほかにも「タイトル(優勝)」を狙える舞台が増えます。応援するチームの活躍を見られる機会が、それだけ多くなりますね。
  • ふだんは対戦しない、遠くのチームや格上のチームと戦えます。番狂わせの夢もあります。
  • ふだんは出番の少ない若い選手に、活躍のチャンスがめぐってきます。
  • ホームに大きなチームを迎えられれば、スタジアムがいつも以上ににぎわいます。

🙅 大変な面(デメリット)

  • 試合の数が増えるぶん、日程が立て込みます。選手の疲れや、けがの心配も出てきます。
  • リーグ戦に力を注ぎたいチームにとっては、選手をどう休ませるか、悩みどころになります。
  • 遠くへの移動が増えて、チームにもサポーターにも負担がかかります。

大変な面もありますが、それはつまり「戦う舞台がそれだけ広がった」ということでもありますよね。栃木シティにとっては、うれしい悩みなのかもしれません。

⚽ 栃木シティの初戦が決まりました|どちらもアウェイです

J2に初めて挑む今シーズン、栃木シティは、リーグ戦だけでなく、ルヴァンカップと天皇杯にも出場します。そして、どちらの大会も、初戦の相手と日にちが決まりました。

  • 🌸 天皇杯 2回戦|8月26日(水)19:00キックオフ
    ベガルタ仙台と対戦(アウェイ:ユアテックスタジアム仙台・宮城県仙台市)
    ※栃木シティをはじめ、J1・J2のチームは2回戦からの登場です。これが天皇杯の初戦になります。
  • 🏆 ルヴァンカップ 1stラウンド1回戦|9月2日(水)18:30キックオフ
    ヴァンラーレ八戸と対戦(アウェイ:プライフーズスタジアム・青森県八戸市)

どちらも平日・水曜日の夜、そしてどちらもアウェイでの一発勝負。ふだんは当たらない相手と戦う姿を見られるのは、応援するがわとしても、とても楽しみですね。

📅 リーグ戦と並べてみたら…この2週間がすごいことに

ここで、カップ戦の2試合を、前後のJ2リーグの試合と並べてみますね。表にしてみて、私、思わず目を丸くしてしまいました。

日にち大会対戦相手会場
8/22(土)19:00J2リーグ 第3節サガン鳥栖アウェイ(佐賀県鳥栖市)
8/26(水)19:00天皇杯 2回戦ベガルタ仙台アウェイ(宮城県仙台市)
8/29(土)18:00J2リーグ 第4節ジュビロ磐田ホーム(栃木市岩舟町)
9/2(水)18:30ルヴァンカップ 1回戦ヴァンラーレ八戸アウェイ(青森県八戸市)
9/6(日)13:00J2リーグ 第5節北海道コンサドーレ札幌アウェイ(北海道札幌市)

※日程・時刻は変更になることがあります。お出かけ前に必ず公式サイトで最新情報をご確認くださいね。

中2日、中3日という短い間隔で、九州の鳥栖、東北の仙台、ホームの岩舟、また東北の八戸、そして北海道の札幌へ――。地図で調べてみたおおよその道のりは、岩舟から鳥栖まで約1,200km、仙台まで約300km、八戸まで約570km、札幌にいたっては約1,060km。ホームの磐田戦は、今度は磐田のみなさんが約340kmの道のりを岩舟まで来てくださる番です。

この距離を行ったり来たりしながら、あいまに練習もして、試合に臨む。いくら若くて体力のあるサッカー選手でも、これはかなり大変なことですよね。選手はもちろん、監督やスタッフのみなさんも。恥ずかしながら私、今までこんなふうに深く考えたことがなかったのですが、あらためて調べてみて、本当にハードなお仕事なのだと知りました。もちろんこれは栃木シティに限ったお話ではなく、どのチームも同じ条件で戦っています。だからこそ、まだ暑さの残る時期のこの連戦、どのチームの選手も、どうかけがなく乗り切れますようにと、祈るばかりです。

そして、何より気になるのが、サポーターのみなさんはこんなとき、どうしていらっしゃるのだろう?ということ。私が昨年、ネットで試合を見ていたときには、ずいぶん遠くのアウェイの試合にも、栃木のサポーターさんが駆けつけている姿が画面に映っていました。逆に、相手チームのサポーターさんが、遠くから栃木まで応援に来てくださっている姿も。その光景に、チームの関係者でもない、画面越しの私までありがたい気持ちになったのを覚えています。選手を支えているのは、こういう一人ひとりの想いなのですね。

最新の日程は、こちらの公式でご確認いただけます。

スタジアムの名前が大きく描かれた黒い外壁

観に行ってみたくなったら|夜の試合に来られる方へ

カップ戦の初戦は2つともアウェイですが、勝ち進めばホームで開催される試合が出てくるかもしれませんし、リーグ戦でも10月21日(水)・11月25日(水)など、平日の夜にホームで試合が行われる日があります。ホーム(岩舟のスタジアム)に来てくださる場合に、夜だからこそ知っておいていただけると安心なことを、方向音痴の私の目線で、少しだけお伝えしますね。おどかすつもりはありませんので、どうぞ気楽に読んでくださいね。

  • 最寄りの岩舟駅は、駅員さんのいない無人駅です。交通系ICカードの残高を先に足しておかれるか、切符を用意しておかれると、あわてずにすみます。
  • スタジアムのまわりには、コンビニやお店がほとんどありません。飲み物や軽食は、来る途中で用意しておかれると安心です。
  • 場所によっては、スマホの電波が入りにくいことがあります。乗り換えや道順、キックオフの時刻は、電波のあるうちに、手帳に書くかスマホに保存しておかれると心強いですよ(私自身、方向音痴なので、いつもそうしています)。
  • 夜は、照明のない暗い道があります。帰りの手段(シャトルバスかタクシー)は、来る前に決めておかれると安心です。タクシーはこのあたり台数が少ないので、事前のご予約が心強いです。

スタジアムへの行き方や、リーグ戦もふくめた日程は、こちらの記事に写真つきでくわしくまとめています。お出かけ前に、ゆっくり読んでおいていただけたらうれしいです。

仙台や八戸、札幌への遠征を考えていらっしゃる栃木サポの方も、岩舟まで来てくださる方も、夜の試合のあとに無理をなさりたくないときは、近くのお宿でゆっくり休んでいかれるのも、ひとつの過ごし方です。

最後に

調べてみて、私自身、ずいぶんとサッカーの見かたが広がりました。リーグ戦をこつこつ戦いながら、カップ戦では思いがけないチームと出会う――どちらの舞台でも、それぞれのチームが、それぞれのサポーターの想いを背負って戦っているのですね。栃木シティはもちろん、対戦する相手のチームにも、あたたかい拍手を送りたいなと思います。

※この記事は2026年時点で調べた内容をもとにしています。大会の仕組みや賞金、日程などは変わることがありますので、くわしくは各大会の公式サイトでご確認くださいね。

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