こんにちは、ふねこです。
栃木シティの応援に、遠くから岩舟まで来てくださるみなさん。いつも本当に、ありがとうございます。
今日ご案内するのは、試合の前後にちょっと立ち寄っていただきたい、栃木市の「岩下の新生姜(しんしょうが)ミュージアム」です。テレビCMでおなじみの、あの「岩下の新生姜」を作っている岩下食品さんが運営している、まるごとピンクづくしの施設。しかも、入館無料なんですよ。

ただ、正直に申しますと――私、この場所のことを、長いあいだ少しだけ誤解していました。
「ピンクで、かわいくて、お子さんや若い方が楽しむところよね」と、勝手に思い込んでいたんです。2年ほど前に日曜日に行ったときは、とても混んでいて、ゆっくり見られないまま帰ってしまったので、なおさらそんな印象のままでした。
ところが今回、平日にひとりで、時間をかけて見て回ってみたら――。
その印象が、すっかり変わったんです。たしかに見た目はにぎやかなピンク色。でも、ひとつひとつの展示をていねいに読んでいくと、その奥には、ひとつの会社が長い時間をかけてまじめに商品を育ててきた歩みが、きちんと込められていました。60代の私が、ひとりでじゅうぶんに楽しめた。それが、いつわらざる感想です。
今日は、そんな「大人がゆっくり楽しむ」目線で、見どころをご案内しますね。
まずは基本情報|栃木駅から歩いて行けます
- 入館料:無料
- 営業時間:施設 10:00〜18:00/カフェ 11:00〜18:00(L.O. 17:30)
- 休館日:火曜日(祝日を除く)、年末年始 ※その他臨時休館あり
- 所在地:栃木県栃木市本町1-25
- 電話:0282-20-5533
- アクセス:JR・東武 栃木駅 北口から徒歩約12分/ふれあいバス「岩下の新生姜ミュージアム前」下車すぐ
※イベント開催日は営業時間が変わることがあります。お出かけ前に公式サイトで最新の営業日カレンダーをご確認くださいね。
栃木駅から、蔵の街とは反対の東側へ少し足をのばしたところにあります(駅から歩いて約12分)。蔵の街めぐりとあわせて、もう一か所たずねてみたい方にぴったりです。栃木駅からの詳しい歩き方や、栃木駅とスタジアムは別の駅であることなどは、別記事【栃木・蔵の街さんぽ】にまとめていますので、観戦日のスケジュールはそちらもあわせてご覧くださいね。
見どころ①|栃木シティのあの選手も!「ジンジャー神社」

私がいちばんの目的にしていたのが、館内にある「ジンジャー神社」です。
ピンクの鳥居に、かわいらしいお社。一見すると遊び心いっぱいですが、これがなかなか本格的。おみくじ・御朱印・絵馬まで、ちゃんとそろっているんです(初穂料はそれぞれ100円ほど)。
そして、ここが栃木シティのサポーターさんに見逃せないところ。なんと、栃木シティの選手が、この神社へ必勝祈願に訪れているんです。奉納されたサイン色紙には「願い事をするなら ジンジャー神社で!!」のひと言が添えられていました。選手ご自身がそうおっしゃっているのですから、勝負事にご利益があるのかもしれませんね。

せっかくですので、私もおみくじを引いてみました。結果は……「小新生姜(しょうしんしょうが)」。大吉・中吉ではなく「小新生姜」というあたり、なんとも遊び心がありますよね。書かれていたお告げの言葉も、思いのほか心にしみる、参考になる内容でした。
おもしろいのが、おみくじの裏側にQRコードがついていること。本殿の脇にある読み取り機にかざすと、ジンジャーの神様から“直々のお告げ”を受け取れるという仕掛けです。こういう、ひと手間かけた楽しませ方に、つい笑顔になってしまいました。
アウェイサポーターのみなさんも、試合の前にそっとお参りして、おみくじを引いていかれてはいかがでしょう。
見どころ②|実は奥深い。「新生姜」のまじめなお話

私が今回いちばん「へえ!」と感心したのが、新生姜そのものについての、まじめな展示コーナーでした。
たとえば、「岩下の新生姜の“新”って、どういう意味?」という展示。私はずっと、ただ若採りの生姜のことだとばかり思っていました。でも、そうではないのですね。教えていただいたところによると、岩下の新生姜は、台湾在来種の「本島姜(ペンタオジャン)」という特別な生姜を原料にしているのだそうです。細長くて、すらりとした姿。みずみずしくて辛みが少なく、当時の日本にはなかった“まったく新しいタイプの生姜漬け”――その「新しさ」を込めて「新生姜」と名づけられた、と紹介されていました。
スーパーで売っている丸くてぽってりした生姜とは、見た目からして違うんです。並べて比べた展示を見て、思わず納得してしまいました。
ほかにも、土を何度もかけて細く長く育てる栽培方法の解説など、「やわらかくて、筋がなくて、辛みが少ない」あの味の理由が、ていねいに紹介されています。こういう展示をじっくり読むと、この会社が一つの商品をどれだけ大切に育ててきたかが伝わってきて、ピンクのにぎやかさの奥にある“まじめさ”に、すっかり感心してしまいました。
見た目のかわいらしさだけで「お子さん向け」と決めてしまうのは、もったいない。大人こそ、足を止めて読んでいただきたいコーナーです。
見どころ③|壁いっぱいのサイン。思わぬ再会も
館内の壁には、たくさんのアーティストの方々のサインやポスターが、ずらりと並んでいます。このミュージアムでのライブやイベントに来られた方のものに加えて、すぐ近くにある市民ホール(栃木文化会館。こちらも岩下食品さんが愛称の名づけ親で「とちぎ岩下の新生姜ホール」というんです)に出演された方のものもあって、その数の多さに、まず圧倒されました。
実は私、その中に、高校生のころから大好きだった、あるロックバンドのサインを見つけてしまったんです。思いがけない再会に、しばらく足が止まって、動けなくなってしまいました。長く生きていると、こんなふうに、思い出のかけらと不意に出会えることがあるのですね。私にとっては、この日いちばんの“宝物”の時間でした。
お目当ての方のサインを、たくさんの中から探すのもまた楽しいもの。みなさんも、ご自分の青春の一枚に出会えるかもしれませんよ。
見どころ④|写真も楽しい。イワシカちゃんと、ピンクの世界
もちろん、見て楽しい・撮って楽しい仕掛けも、館内のあちこちにあります。
公式キャラクターの「イワシカ®ちゃん」は、土日祝にはグリーティング(ふれあい)にも登場するそうです。ピンクのぬいぐるみが山のように積まれている圧巻のコーナーも見ごたえたっぷり。映える写真が撮れる場所やグッズもたくさん用意されていて、大人同士でも、つい何枚も撮ってしまいました。

館内の展示は撮影OK・SNS公開OKと案内されていましたが、念のため、撮影のルールは当日、現地の表示でご確認くださいね。
見どころ⑤|お土産がすごい!買ってきたものをご紹介

入口を入ってすぐのお土産コーナー。その品数の多さには、本当にびっくりしました。定番の新生姜のお漬物はもちろん、お菓子、お酒、Tシャツまで。ドレッシングやピクルスの素、ふりかけなど、「こんなものまで!」というアイテムがずらりと並んでいます。
今回の私は、これまで買ったことのなかったものを選んでみました。
- つな旨あげ(武平作とのコラボ商品)……武平作さんは、栃木で有名なおだんごとお煎餅のお店。そのコラボというだけで、つい手が伸びました。(武平作さんのことも、いつか別の記事でご紹介できたらと思っています)
- たたききゅうりの素……これからきゅうりがおいしくなる季節。我が家の畑のきゅうりが実ったら、さっそく使ってみるつもりです。
- 新生姜のふりかけ……新生姜は一年中おいしいですが、暑くなるこれからの季節は、いっそう食べたくなりますよね。
それから、館内では岩下の新生姜を使ったたくさんのレシピが紹介されていて、そのレシピカードを無料でいただけるんです。私は3枚いただいてきました。「ちくわのくるくる巻き」など、すぐ作れそうなものばかり。本当に、至れり尽くせりのミュージアムです。
カフェも、ぜんぶ新生姜
併設の「カフェニュージンジャー」は、なんとフードからドリンク、スイーツまで、全メニューに岩下の新生姜を使用しているという徹底ぶり。新生姜のシャキッとした歯ごたえと爽やかな風味が楽しめる、ここでしか味わえないメニューばかりです。
実は今回、私は展示を見るのに夢中になってしまって、カフェには入りそびれてしまったんです。メニューを横目に「次に来たときは、ここでゆっくりランチをいただこう」と心に決めて帰ってきました。歩き疲れたときのひと休みにも、ちょうどよさそうですよ。
- カフェ営業時間:11:00〜18:00(L.O. 17:30)
ちゃめっ気と、まじめと。社長さんのお人柄
館内をめぐって感じたのは、この施設をつくった社長さんの、新生姜への愛情と、栃木への愛情でした。
館内ではプロモーションビデオが流れていて、つい足を止めて、最後まで見入って聞き入ってしまいました。『栃木、しょうがないララバイ』という、栃木・県南をテーマにしたラブソング。岩下社長ご自身も歌で参加されているそうで、歌詞がなんともユーモラス。県南で暮らす人なら、きっと「そうそう」と笑ってしまう内容でした(この曲は2024年に発表され、今ではカラオケのDAMでも歌えるそうですよ。気になる方は探してみてくださいね)。
こんなちゃめっ気と、地元への深い愛情をあわせ持った社長さんだからこそ、まじめな商品開発の歴史と、思いきり楽しい仕掛けが同居する、この不思議で素敵なミュージアムが生まれたのだろうな――そんなふうに感じました。
これだけ楽しませてくれて、入館無料。「ありがとうございます」と、心から手を合わせたくなりました。
ひとりでも、お子さん連れでも
最後に。「ピンクで、お子さん向けの施設」と思っていた私が、ひとりで来て、こんなにゆっくり楽しめたこと。これがいちばんお伝えしたいことです。
もちろん、お子さんが喜ぶアトラクションもたくさんあります。ご家族連れにも、もちろんおすすめ。でも、大人がひとりで、あるいは気の合う友人と、展示を読み、サインを探し、おみくじを引き、お土産を選ぶ――そんな過ごし方も、とても満ち足りた時間になります。
いつ行ってもにぎわっている理由が、今回ようやく腑に落ちました。遠くから栃木市に来てくださった方にも、ぜひ一度、のぞいてみていただきたい場所です。
基本情報(再掲)
- 施設名:岩下の新生姜ミュージアム(NEW GINGER MUSEUM)
- 入館料:無料
- 営業時間:施設 10:00〜18:00/カフェ 11:00〜18:00(L.O. 17:30)
- 休館日:火曜日(祝日を除く)、年末年始 ※その他臨時休館あり
- 所在地:栃木県栃木市本町1-25
- 電話:0282-20-5533
- アクセス:JR・東武 栃木駅 北口から徒歩約12分
👉 岩下の新生姜ミュージアム 公式サイト(外部サイト・別タブで開きます)
※この記事の情報は2026年6月時点のものです。営業時間・イベント・商品などは変わることがありますので、お出かけ前に公式サイトで最新情報をご確認くださいね。

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